トレードスキルを身につけたいのであれば「投資と投機」を理解するのは必須【投資の学校 No.2】
こんにちは、加藤風也です。
前回に引き続き、今回は
「投資と投機」、この2つの違いについてご説明していきたいと思います。
そもそも投資とは？
投資。
こちらは字の通り、資源に投じてるんですね。
たとえば、株。
「株が何なのか」というと、企業ですよね。
株を買うということは、
『Apple』とか『amazon』とか、そういった企業に出資をしている、お金をあげていることになります。
「お金を払うので、私の代わりに運用してビジネスして、
儲かったらリターンをください。配当ください」と。
株をすることで得られる収益は、2つあります。
1つが、株の配当金。
持ってるだけでもらえる、いわゆるインカムゲインというものです。
もう1つが、差益。
上がったら売る。
下げるなら売りだし、上げるなら買だし。
そうやって差益を取っていく、キャピタルゲインというものを得ることもできます。
今後成長が見込める株を買う。
これは投資です。
半年とか1年とか2年とか、会社が大きくなったら
その間にずっと配当が貰えるわけですし、
さらに企業が成長して売ってしまえば、またそれも利益になる。
不動産とかもそうですね。
いわゆる業績や成長性に注目して、やるのが投資です。
では、投機は？
一方、投機は“機会”です。
機会に投じているんですね。
投資をするチャンス、タイミングに投じるという違いがまずあります。
機会、例えば“株価の動き”。
ある商品がすごくヒットした会社があるとしましょう。
「ヒットしたから、これから絶対にこの会社の株価は上がるだろう」
そう予測して、株を売り買いするのが『投機』なんです。
会社が長期で見た時にどうなるのかってことよりも、
「今、何かいい商品を一発当てた。これから株価が上がるぞ」という機会に
投資しているということになります。
投資と投機、良し悪しはつけがたい
投資と投機、どちらが良いのか悪いのか。
基本的にはありません。
こっちがいいっていう人もいれば、こっちがいいっていう人もいるし、
それぞれにメリットデメリットもあるので
両方できた方がいいと思います。
期間は？
期間で言うと
投資の方が、概ね長いです。
1年、5年、10年をかけてリターンを得ようというものが投資。
対する投機の方は、期間が短いです。
例えば、デイトレとかスイングトレードとかのように
数日、数分、数時間、1週間で利益を確定させちゃいます。
つまり、投機の方が
投資している時間というものが短いとも言われています。
リスクは？
やり方によって全然変わるので、
絶対ということではないんですけど
基本的には、投機の方がリスクは大きいと言われています。
不動産に置き換えて、投資と投機を考える
みなさん、なじみの深いところでいくと
“不動産”も流行っていますよね。
「サラリーマンでも不動産やっていきましょう」、
「不動産投資しましょう」と聞くと思います。
不動産は、投資なのか投機なのか。
家賃収入は空室にならなければ、借り手がいれば入ってきます。
ですから「不動産を持って、家賃収入を得よう」と思っているのであれば
投資になります。
そうではなく、「今、なんかすごく安いから、いずれ値上がりするぞ」と。
その値上がりするタイミングで売ろうという目的で不動産を持つ場合は
“投機目的の不動産投資”ということになることを覚えておいてくださいね。
言葉の意味を意識しながら、学んでいこう
投資と投機に、どういう違いがあるのかについて話してきました。
基本的に、私の動画などでは、
まとめて「投資」という言葉で話していますが、
言葉の意味を知っているかいないかでは理解も変わってきますので
覚えておいていただければなと思います。
加藤 風也
＜今日の学び＞
投資は、資源に投じ
長期目線が必要である。
投機は、機会に投じるため
タイミングを見逃さないことが大切になってくる。
どちらにもメリット・デメリットが存在し
どちらもできるれがなお良し。
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